アイコンは商標登録すべき?
2017.07.07
アイコンを商標登録すると半永久的に商標権を保有することが可能
たかがアイコンと思われがちですが、企業が神経を擦り減らして管理しているロゴマークと同じで、いいものが出来た場合は迷わないで商標登録するのが賢明と言えます。
なぜなら、一つの権利になるからであり、出願人が独占的に使用でき、出願人以外の人が同一あるいは類似のアイコンを使用した場合は、その禁止を求めることも出来るからです。
さらに言えば、出願人以外の人がアイコンを無断使用したことによって、出願人に損害が発生した場合は、その損害を賠償するよう請求することもできます。一度登録すれば、更新手続きは必要とはいうものの、半永久的にその権利を保有することができます。
アイコンを商標登録していないとどうなる?
仮に、登録をしていないときに、他の企業が似たようなアイコンでアプリを販売し、売上を上げたとしても文句の付けようがないということになりかねないのです。
さらに言えば、逆に、ケースによっては訴えられてしまうということも起こりかねないということです。したがって、アプリ名を商標登録することと、アイコンの商標登録は早めに行い、権利を持っているということが何よりも大切になります。
国際化する商標
最近は、事業規模が日本だけにとどまらず、世界展開を積極的に行う様相となっており、国際的に権利化する必要があるという点でも手を抜くことはできません。
特にウェブを通じてアプリを提供する場合などは、提供先が海を越えた外国になることは容易に想像できます。
一方で、商標権は各国の法律により認められる権利ですので、各国で商標権を得るためには各国で手続する必要があります。
弊所では商標登録の更新に関するさまざまなご相談を受け付けております。商標登録の更新でお困り、お悩みの方はぜひスカイ特許事務所までご連絡ください。